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アイテムクエスト


物語の都合上。先に被害者キャラの名前を示しておきます。
エリー:町娘
ニーナ:村に住む幼き少女
アル:冒険家の一人



ドッカノ村。
大陸の西方に位置する村。人口、村の規模共に中の上。
適度に乾燥した気候のため、農作物もそこそこ育ち、飢饉などで苦しむ地方に比べればかなり良い場所であろう。
世界中を旅する、勇者や冒険者などもこの村に立ち寄ることも多い。
特に、魔王を筆頭とする魔族や、野生の魔物の討伐を目的とした者どもの間ではある噂のためこの村に立ち寄ることも多い。
それは一時的なものであるが、ある有名な商人が現在この村に滞在しているというものである。
その者が売る商品は、店やダンジョンで手に入る者とは比べ物にならないくらいの力を秘めている。あくまで噂ではあるがそういったものが流れている。


宿屋といえば、そこは旅人が旅をするにあたってある程度必須な場所である。一部の客は疲れて眠り、一部の者は知り合った仲間と酒場でどんちゃん騒ぎ。
酒場では、もう夜遅いが未だに明かりが灯りワイワイ賑やかな音が聞こえる。
「エリー。こんな時間に済まないが、何にか裏口の方が騒がしい。ちょっと様子を見てきてくれないか?」
この酒場の主の男は、娘であるエリーにそう言う。
一応この時間帯、彼女は父親の手伝いをしている。父親がこのように頼みごとをすることなども日常茶飯事なものである。
「わかった~」などと軽い返事をし、裏度から外へ出る。
店の中の騒音が外にも聞こえる。
だが、とくに何か変わった様子もない。きっと父の勘違いだろう。
などと思いながら、一応もう少し調べてみる。
カツカツカツ……
暗い裏路地を足元を注意しつつゆっくりと歩いて行く。
その時。
音は何もしなかった。
だが、彼女は驚く。
何故なら彼女がその場に足を置いた瞬間、地面に文字のようなものが浮かび上がってきた。
どこかでよく見る…。いわゆる魔方陣というやつである。
魔方陣は、彼女の身体が円内入った瞬間、発動したようだ。

しょうにん は、じゅもん を となえている。
しょうにん の“アイテムへんか”こうげき!

その魔方陣は、彼女の体を宙に浮かせると光で彼女を包み込む。
「え、ちょっと。何!?……き、きゃあ―――!!」
彼女の身体が光に包まれ、変形していく。
それは徐々に小さくなっていき、人の形を崩していく。
やがて、手くらいの大きさまで縮まりそれは地面に落ちた。
ゴトンッ

エリー は、“しゅくふく の うでわ”に されてしまった!
エリー は アイテム なので うごく こと が できない!

それは、腕輪だった。
だが、ただの腕輪ではない。その形状からして、能力を秘めたアイテム。
それを確認すると、物陰から一人のフードを被った人物が姿を現す。
パッと見は、ヨボヨボの弱そうなおじいさんのようだ。
そのおじいいさん、彼は魔方陣があった場所へ行き、その腕輪を取る。

しょうにんは“しゅくふく の うでわ”を てにいれた!

それをしまい込むと、いそいそとその場から姿を消していった。




昼。この村が一番賑わう時間帯でもある。
村の子供たちは一緒に遊び、ここに滞在中の旅人はぶらぶらと観光をしている。
広場では、子供たちが走り回り遊んでいる。
鬼ごっこでもしているのだろうか。
その内の少女の一人が、鬼から逃げるため一人裏路地に逃げ込む。
もう追ってこないのだが、それにも気づかず走っている。
タッタッタッタ……
だが、ある場所。そう魔方陣が書かれた地に触れた瞬間、それは光り出し、幼き彼女を宙へ浮かせる。
「へ?」
突如宙に浮かされ、戸惑いよりも驚きが勝り呆然としている。
「なんですか。まだ子供じゃないですか…」
商人は落胆しながら、姿を表す。
「へ?…おじいさん。誰?」
少女の問いを完全に無視し、一人で喋り続ける。
「まぁ、子供でも軽い装備品か回復薬くらいにはなるでしょう。…それっ!」
「え、い、いやぁ―――――!?」
魔方陣はその少女を瞬時に包み込み、その形状を徐々に崩していく。
もとより小さな体ではあったが、今回はそれ以上に、手に簡単に収まるくらいの大きさまで縮んでいく。

ニーナは“かいふくグミ”に されてしまった!
しょうにん は”かいふくグミ”を てにいれた!

商人はそれを拾い上げると
「まぁガキ程度じゃこんなもんだろう」
と呟く。そのまま魔方陣を消して撤収しようとしたとき、遠くから彼を呼びとめる声が聞こえる。
「すみません。あなた確か露店商ですよね?」
紫のローブに杖。職業魔法使いってところだろう。彼女は息切れしつつ、そう問いかける。
「ええそうですが」
「よかった。さっき戦闘でしくってしまって。何か回復アイテムありません?」
商人は手に持っていたグミを眺め。
「よかったらこれ差し上げますよ」
「本当ですか?ありがとうございます!」

アル は“かいふくグミ”をたべた。
アル のたいりょくが1000かいふく!
“かいふくグミ”がなくなった…

「あ、なんか美味しいです。今まで食べた事のない味で」
「それは良かった。…もしよろしければ私の店、少し見ていきませんか?昨日良い武器が入ったんですよ」
魔法使いの少女。アルは少し悩み、どうせ暇だしよいといって商人について行くことにした。
そして、商人の後ろを付いていく彼女は触れてしまう。
足もとの魔方陣を。
先ほど同様、それは光を放ちながら彼女を宙に浮かせる。
「やだっ!?何?」
「ほっほっほ。あなたは、なかなかの実力者みたいだから良いアイテムになりそうだ。」
宙で必死にもがくアルに商人は満面の笑みを見せつける。
「それ!○×▽□*%……」
彼女の体を光が覆っていく。
「や、やだっ!身体が…」
「ほほほ。さぁ、身も心もアイテムに変わってしまいなさい!」
「い…いや。アイテムなんかになりたく…」
その光はすべてを包み込んでいく。
それは元の形を大幅に崩し、細長い形状へと変化する。

アルは“まほう の つえ”にされてしまった!
しょうにん は”まほう の つえ”を てにいれた!

コトンッ
彼女の来ていた服装を模したのか、同じ紫色の宝石をまとった杖がその場に落ちる。
商人は今迄とは違い、丁寧にそれを取り上げる。
「私の見込んだ通り、これは素晴らしい装備品ですな…」


>買いにきた

>しゅくふく の うでわ  1200
>まほう の つえ     8800 

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