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ショーケースの人形

過去作の再掲載です。
人形化です。
短いです。


とある商店街にあるドールショップ。あまり目立つ場所に立ってはいないため客はほとんどいないが、この日は学校帰りの少女たちが拝見していた。
少女が見ているショーケースには十体ほどの人形が安置されていた。それらは本物の女性をモデルにしたのであろうか、とても凄かった。
「うわぁ、これ可愛い…」
端のほうにあるセーラー服姿の人形を指差す。肩までかかった黒髪を靡かせた美人の人形だった。この他にも自分らと同じくらいの年の子の人形やOLの格好をした人形など様々な物があり、それらは皆女性であった。
指を指した少女はこの付近の小学校に通う飯田由美。美人でとても可愛い子である。
この後少女たちは店の中を詮索した。中にも色んな人形が置かれていた。外の物と比べると若干質は落ちるがどれもとても良かった。
この店の店主は若い青年で、少女たちに優しく接してくれた。暇だということで人形の作り方や人形の歴史など色々語ってくれた。辺りが暗くなってきたため彼女らは帰ることにした。

「あれ…おかしいな」
それに気づいたのは夜の八時ごろだった。持っていたはずの財布がないのだ。おかしいなと思いながらランドセルの中を必死に詮索する。
どこを探してもなかったため今日の記憶を辿る。…学校を出るときにはあったはず。そう店の前で人形を見ていたとき確か手に持っていた。すると…わかった。店に忘れたんだ。
時計を見る。時刻は八時を回っている。流石に行くのはやめたほうがいいかと思ったが一応貴重品のため、店に行ってみることにした。
この時間のため店はほとんど閉まっていた。だが、幸いにも電気こそ消えているがドールショップは開いていた。小声ですみませーんと言う。夜の店は若干怖かった。
店の奥に進む。店長はどこにもいない。すると店の奥で妙な扉を発見する。
(おかしいな。昼にはこんな扉なかったのに…)
そう思いながらも何故か扉を開けてしまう。
ギギギー
中を見る。トイレ位の個室に台が置かれ、その上に銀色のドクロが置かれていた。少女がそのドクロに触れようとするとその目が赤く光る。
「…!」
少女はヤバイと思い、手を引く。が、ドクロの目から怪しい光線が放たれ少女に命中する。
「きゃああ!」
光が命中した少女は徐々に体が小さくなっていく。
やがて、店に置かれている人形と同じくらいのサイズになると
ポトン
と地面に落ちた。
(あれ?どうして。体が動かない…)
地面に落ちた少女は動くことも出来ず、いつもより遠くにある天井を眺めながら転がっていた。
ふと、少女の体を大きな手が掴み、そのままスゥと持ち上げた。
(お、お兄さん!助けて!)
小さくなった少女を掴んだ店主に少女は胸中で叫ぶ。だが、店主はそんな少女の姿を見るとニコと微笑み髪を2、3回撫で、歩き出す。
「嬉しいな。また可愛い人形が手に入ったよ」
店主はそう言ってショーケースの蓋を開ける。そして、少女のシャツを捲り上げポケットから取り出したバーコードを少女の背中に貼る。もはやその姿は店で売られている人形そのものだった。店主はそうして、ケースの中に少女をそっと置くと、蓋を閉めその場から立ち去っていった。
(お兄さん、由美、人形じゃないよ…。待って、行かないで)

「ちょっといいかしら?」
眠そうにレジに座る青年に、年配の女性が話し掛けてきた。
「あのショーケースに飾ってあるお人形を売ってほしいのですが」
青年は面倒そうに立ち、ケースの方に向かう。青年がどれかと尋ねると女性は一番端にある小学生くらいの少女の人形を示した。
青年は蓋を空けその人形を取り出し、レジに持っていく。そして、包装するために箱などを取り出す。
箱に緩和剤を敷き詰めそこに人形を寝かせる。その上にシートを敷きゆっくりふたを閉め、女性に渡す。
「3,800円になります」
女性は財布から千円札を四枚だし、青年に渡す。
「200円のお返しです……ありがとうございました

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